cinema

2015映画まとめ。

とりあえずあけましておめでとうございます。まあ、イロイロと個人的にはヒドい去年だった。映画も40本しか観てない。本に至っては視力の衰えに歯止めがかからず減る一方。 が、観た映画自体は豊作だった。 洋画 『マッドマックス 怒りのデスロード』 『キン…

「ブラック・スワン」 *1

ナタリー・ポートマンが各賞をとった映画。でも、それ以上にトレーラーが格好良すぎる。 話の構造としては、チェーホフの「桜の園」を演じる「桜の園」的なモノを連想していたのだけど、そう見せ掛けておいて「桜の園」そのものだったという感じか。 ナタリ…

『塔の上のラプンツェル』

観ようかどうか迷ってたけど、TL上で感想を書いてる人に釣られて観に行った。 えらくアクティブなラプンツェルだけど、髪の動きもさることながら手や足の動きや垂れかかる時の腰のラインとか計算され尽くしてるなぁと。 あと、馬がおいしい所持ってくなぁと…

『エンジェル・ウォーズ』*2

監督・製作・脚本は ザック・スナイダー。『300』『ウォッチメン』の映像を観てれば、初日当然です。 エミリー・ブラウニング、ヴァネッサ・ハジェンズ、アビー・コーニッシュ、ジェイミー・チャン、ジェナ・マローン等々。地元で吹替しかやってなかったので…

「劇場版 マクロスF 恋離飛翼 サヨナラノツバサ」

ここからAも一緒に。なんかねんぷちの為に前売りを四枚買ったとか。 シェリルのコンサート。試験管をモチーフに大量のシェリルが踊る。一瞬プラスのシャロン並みにいいなぁと思ったが、動きが統一され過ぎでMMDが脳裏をよぎる。 ランカのコンサート。虹色く…

「ナルニア国物語 第三章/アスラン王と魔法の島」

原作でいう所の「朝びらき丸 東の海へ」の映画化。後輩KとSと。 長男長女はナルニア国に渡らず、次男次女と甥が主人公なハズだが、ネズミ無双。リーピチープが色々かっさらっていく。 一作目二作目でクローズアップされた次男のコンプレックスは、次女のコン…

「パラノーマル・アクティビティ2」

物語のアウトラインが縮小再生産で見せ方が退化してる二作目とか意味不明過ぎる。 折角シェパード犬と子供がいるなら、それをなんとか上手く使えなかったのだろうかと。一回だけじゃないか。 トレーラーで使われた映像が使われていない気がする。 カメラで撮…

「英国王のスピーチ」

Tさんと観た。 吃音症を治すという事でなんかトラウマと向き合ってどうのこうのという展開なのかとぼんやり考えてたら、さっくり足元を掬われた。 ジョージ6世もスゴいが、ローグもスゴいな。 初対面の時の距離を空けた絵がなんだか小津っぽいなぁと。ローグ…

「毎日かあさん」

原作四巻の鴨ちゃんの話を軸にって事で「酔いがさめたら、うちに帰ろう」と同じ話を西原側メインで描いてる。 鴨ちゃんのアル中のフラッシュバックは描かれてないし、決定的と云われた原稿破った所は改変されてたり。 西原役の小泉今日子。あーこれはいい。…

1月に観た映画

酔いがさめたら、うちに帰ろう。 「毎日かあさん」の四巻と対になるし、今週末公開の映画とも対になる。フラッシュバックの怖さの描写とカレーが旨そう。 最後の忠臣蔵 人形浄瑠璃の演目が曽根崎心中という事と、最後の切腹の介錯を断ったという点。それに気…

『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』

富士急ハイランドのお化け屋敷「戦慄迷宮」をベースとしたホラー映画で、日本初の全編3Dといううたい文句なのかな?監督は清水崇で期待は大きい。出演は柳楽優弥、蓮佛美沙子、勝地涼、前田愛、水野絵梨奈、松尾スズキ等々。 で、観たのは土曜日のレイトショ…

『エスター』*1

タイトルの「エスター」は少女の名前であるが、Orphanとは孤児という意味。それと予告やポスターから少女版『オーメン』かな?と思いつつ鑑賞。 意外にサイコスリラー。特殊な事は何もないのだが、設定と物語の組み立ての緻密さが光る。伏線とかも結構綺麗に…

『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』*2

前作*1は非常に素晴らしいバカ映画だったのだが、今回も凄い。主演はジェイソン・ステイサム。 オープニングで前作のラストを8bitな画像と音楽で再現。無茶苦茶ビックリした。が、そこからは前作以上にバカで無茶でエロでハイテンションな状態でラストまで突…

『空気人形』

業田良家の同名短編を元に、是枝裕和が脚本監督編集をした一本。主演は『リンダリンダリンダ』のペ・ドゥナ。他に板尾創路、高橋昌也、余貴美子、寺島進、オダギリジョー、富司純子等々。音楽がWorld's End Girlfriend。原作は既読だが、内容を全然思い出せ…

『ドゥームズデイ』*1

『アンダーワールド ビギンズ』で主演だったローナ・ミトラを主演に据えたパニック映画というかアクションというかよくわからない何か。 2008年のスコットランドで未知の殺人ウイルスが流行し、イギリス政府はスコットランドを城壁で封鎖することを決定した…

『カムイ外伝』

白戸三平の『カムイ外伝』の中の「スガルの島」を元にした何か。監督は崔洋一、脚本に宮藤官九郎、主演は松山ケンイチ、その他、小雪、伊藤英明、佐藤浩市、小林薫、隆大介、大後寿々花、芦名星、土屋アンナ等々。ナレーションに山崎努。 カムイの苦悩は何処…

『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』*2

X-MEN ZEROとあるけど、全体的にはウルヴァリン ZEROという感じですな。ウルヴァリン役にははまり役になりつつあるヒュー・ジャックマン。原作のマーヴェルは未読。まあ、映画の知識が殆どですが。 アダマンチウムによる強化が行われる前のウルヴァリン。骨…

『サブウェイ123 激突』*3

ジョン・ゴーディの小説『サブウェイ・パニック』を原作で、過去1974年、1998年二回の映画化という事だが、原作も未読で、昔の映画も見たこと無い。主演はジョン・トラボルタとデンゼル・ワシントンの二人という事か。 ニューヨークの地下鉄をジャックしたジ…

『女の子ものがたり』

観たのは公開初日。西原理恵子の原作は当然既読。森岡利行が監督と脚本。出演は深津絵里、森迫永依、三吉彩花、佐藤初、大後寿々花、波瑠、高山侑子等々。 深津絵里の役柄は映画オリジナル。で、その視点から『女の子ものがたり』を再構成したような感じだな…

『南極料理人』

西村淳の原作*1は未読。監督と脚本は沖田修一。主演は堺雅人。他に生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、西田尚美、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、小野花梨、小出早織、宇梶剛士、嶋田久作等々。 予告の感じ以上にコメディでゲラゲラ笑いながらの鑑賞。…

『30デイズ・ナイト』*4

監督がデビッド・スレイドで製作にサム・ライミが関わっているのかな?主演はジョシュ・ハートネット。冬の間1ヶ月太陽が上らない北極圏の街に吸血鬼がやってきたら、というパニックホラーっぽい映画という触れ込みだった気がする。 吸血鬼というより食人鬼…

『宇宙へ。』*1

NASA設立50周年。月面着陸から40年。ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で宇宙を見てから400年は余計な気がするが、取り敢えずNASAの50年分の記録映像をBBCがドキュメンタリー映画として再構成した何か。監督はリチャード・デイル。公開初日の昨日と今日は500円で観…

『トランスポーター3 アンリミテッド』*2

ジェイスン・ステイサム主演にして出世作のシリーズ三作目。観たのは公開初日。だが、なんで満員状態なんだ?ジェイスン・ステイサムだよ?最近では『アドレナリン』とかそういう超B級映画の人だよ?そんなにみんなが面白い内容じゃない気がするんだけど、今…

『HACHI 約束の犬』*4

日本で作られた『ハチ公物語』のハリウッドリメイクという事だが、現代版にアレンジされてる。何時も行ってる地元のシネコンでは吹き替え版しかなくて、幕張で観た。 まあ、基本的には皆の知ってる物語なのだが、子犬、成犬、老犬の三匹がハチを演じてるのだ…

『G.I.ジョー』*3

元々、フィギュア→アニメ化→今回の映画化という事なのだが、フィギュア自体も知識として知ってるだけで、今回のベースになったアニメ版なんて全然知らないまま、予告のバカっぽいけどよく動いてるCGに惹かれて(日曜日に)観た。 バカっぽいじゃない。純粋にバ…

『サマーウォーズ』*5

『時をかける少女』の細田守監督作品。キャラデザは貞本義行。声優として神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、富司純子等々。貞本デザインの映画が続くなーと思ってしまう。個人的には予告等で観た"OZ"内のデザインが少し気になったという所。 内容とか以前に…

『扉をたたく人』*1

9.11以降、移民政策が大きく変わったアメリカに於ける不法滞在者が、妻を亡くしてから20年来同じ講義をしてる老いた大学教授の家に入り込んで生活しているところから始まる物語。監督はトーマス・マッカーシー。主演にリチャード・ジェンキンス。 内容として…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』*2

オープニングでカラーのクレジットに『帰ってきたウルトラマン』の効果音が使われたり、ミサトさんの携帯の着信音が科学特捜隊本部の電話音だったりするように、怪獣映画でした。 局地仕様仮設5号機の四足とガイドレールとかはカッコイイなぁ。その相手の第3…

『チョコレート・ファイター』*4

『マッハ!!!!!!!!』のプラッチャヤー・ピンゲーオが監督の作品。相変わらず主人公のセリフの種類が少ない。ママ、お金、返せ!の三つでセリフの九割が構成されてるんじゃないかな? ストーリーは基本的に関係ないのだが、主人公の女の子ゼン(ジージャー・ヤ…

『マン・オン・ワイヤー』*3

フランス人大道芸人のフィリップ・プティ―がワールド・トレード・センターで綱渡りをする前後を描き、2008年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門でオスカーを獲得した映画。平日の初回なのに結構な人数がいて、少々驚いた。 当時の映像と写真、フィリッ…