『女の子ものがたり』

観たのは公開初日。西原理恵子の原作は当然既読。森岡利行が監督と脚本。出演は深津絵里森迫永依三吉彩花佐藤初大後寿々花、波瑠、高山侑子等々。
深津絵里の役柄は映画オリジナル。で、その視点から『女の子ものがたり』を再構成したような感じだなぁ。現在の立ち位置から過去を小間切れにして物語を作ってゆくよくある構成。が、それに併せて台詞とかの変化がなんか変。とても自然とは言えないし西原的ともかけ離れた言い回しに違和感が。大筋としては西原の原作に準じているだけ、何かスッキリしない。
子供時代の三人の子役はよくやってるんじゃないかな、とは思うが、台詞等々で変。一番の高校時代の三人が一番頑張ってる。大後寿々花、波瑠、高山侑子の三人でこの映画が観れるモノになったんじゃないかな。現在の深津絵里は非常に良いのだが、編集の人の台詞がどう訊いても日本人とは思えないイントネーションで話すのが気になって気になって。
ま、大後寿々花、波瑠、高山侑子の三人のうち誰かを注目してるのならDVDで観てもいいか?レベルだな。
あ、西原原作の映画お約束。西原を探せ!今回もわかりやすいです。『いけちゃんとぼく』でもそうだったけど、露骨にオバチャンっぽいキャラクタと台詞が出てる所に違和感無くいるんだけど、やっぱりわかりやすい。