復職した。【群発頭痛大爆発顛末記】

元々中学三年生の頃から発症し、17年ぐらい前か病名がわかってから、なんとか上手く付き合ってきたというか、発作が起きたら全部放り出して休む事で何とか付き合ってきた、死なない病気で最も痛いと呼ばれる群発頭痛
それが去年の夏頃から単純に仕事量が倍になり、過大なストレスと仕事量で、発作が起きて直ぐに休めば良い所を、全く休めない状態で群発頭痛の発作が右側が終わったら左側が、左側が終わったら右側とエンドレス群発頭痛でも休めずに無理に無茶を重ねていたら、今年の七月末に左右同時の群発頭痛という 流石に経験したことの無い失神もできない猛烈な痛さで寝れない状態になってしまった。
が、その状態で代理の担当も居ないので始発で片道4.5時間かけて客先で説明して帰ってきた翌日に左右両方の群発頭痛で完全に瞳孔が開いて顔中痙攣している状態で丸一日強烈なLED光の中、外部で実験というダメ押しで帰宅後ブッ倒れた。
(実験は滞りなく終わったらしいのだが、昼ぐらいから完全に記憶が無かった。が、私の作業に関しては一つのミスも無かったらしい。身体に染み付いた作業の効率化とか脳内の最適化が自動化されているようだ。ロボトミーとかこういう事なのかとあとで思ったりもした。)
客先でブッ倒れなかったから、労災とか面倒臭い事にならないのは、幸いなのかどうなのかは微妙な所。

掛かりつけの病院に群発頭痛の説明してもゴミみたいな鎮痛剤しか処方されずにこりゃダメだと思い、専門の頭痛外来に。
「以前、群発頭痛と診断された事がある」の一言と明け方夕方に強い痛みの症状あるのと完全に開いた瞳孔で、「あー群発頭痛ですねー。でも、ちょっと我慢強過ぎるんじゃないですか」と。で、次の一言。
「左右同時の群発頭痛は、本当に危ないです。痛いのも常識外れですが、気を確かに。どうせ鎮痛剤なんか効かない病気っていうのは知っているだろうけど、痛さで絶望しないように、気長に行きましょう。(保険証見ながら)幸いあなたの所はイロイロとそういう制度揃っているでしょう。開き直って気楽にゆっくり発作が収まるのを待ちましょう」と。
(それって、群発頭痛の通称が文字通り「自殺頭痛」って奴ですよね。)

まあ、その後人事や総務とガチバトルしたりしましたが、今年と去年の有給に加えて今年の四月に消えた一昨年の有給でほぼ三ヶ月近くに付け加え、使えずに消えてしまった代休まで復活したり、盆休みにシルバーウィークも挟んだお陰で、何故か四ヶ月半休んだのに、傷病手当金のお世話になったのが一ヶ月ぐらいという不思議な事になり、そこそこ大きい所はイイですなぁと。
(というか、有給休暇だから普通に給料出てるし、動かないので二日で三食ぐらいしか食わないし、有り余る時間で凝った料理が作れるので、金が貯まるという逆転現象が起きて、仕事ってなんだろ……と思ったりもした。ついでに上期で休んでいる間は有給休暇だから普通にボーナス出たりしてた。評価ガタ落ちかと思ったら、社内表彰案件があったりして落ちてなかった。不思議不思議。)

でも、群発頭痛の発作が収まったのでとりあえず復帰することに。ただ一度完全に壊れたから、次の発作からも結構キツい可能性が高いので厳重注意と釘を刺された。で、結局、かなり強い薬は継続的に飲み続けて抑制してないとダメのようだ。それでも多分再び発作は起きるだろうと。その時に今回のように無理をせずにちゃんと休むようにと。

と、そんな状況で、本日、久々の出勤。
前回ガチバトルしたから、総務にしろ人事にしろ物腰は柔らかいのだけど、結局の所、群発頭痛について全くわかってくれてない。前回説明しましたよね。私のようなトンデモナイ状況じゃなくても一般的なレベルでのwikipediaで調べた程度の事も知ろうとしてない。なのに、どうしたら良いの?とか。
この人達に期待しても仕方ないねーと。ただ単に前線兵士の一人*1としか思われてないと思っちゃうよね。でも、開き直ってるから副所長だろうと人事部部長だろうとその人を相手に話をする気持ちはサクッと捨てて、客先の嫌な人相手にするようなその椅子相手に話をする大人モードに切り替えて表面上はにこやかに。
流石にイロイロと諦めましたというか見切りました。
とりあえず常用薬に筋弛緩剤があるためイロイロと筋肉が萎えているので、それを服用してても普通の仕事が大丈夫になるまではダラダラと。

美味しいモノとお酒(それを楽しむ為の友人関係)の為に仕事しましょうという人生の目標を再確認する一日でした。あとは面白い映画や本があれば十分ですわ。

と、まあとりあえずの社会復帰です。

*1:ただウチの研究所の幾つかのキーになる技術持ちっていう事を把握してないのが笑えるんだけど。