『地球が静止する日』*1

1951年に公開された監督ロバート・ワイズの『地球の静止する日』のリメイク。大筋では大体一緒と言ってもいいのかな?冷戦がテーマなのが、環境問題に摩り替わってるのと、主演のキアヌ・リーブス演じるクラトゥの役割が平和の使者から監察官に変わったぐらいか。ジェニファー・コネリーは、んー。
映像としては50年以上前のモノと比べれば大抵は凄いわな。それは今更言うことではない。クラトゥを守る巨大なロボット、ゴートも見た瞬間に『レイディアントシルバーガン』のラスボスのXIGAだーと思ってしまう私はシューター脳なのかもしれない。で、色々な電子機器に介入するクラトゥの能力は、『マルドゥック・スクランブル』のバロットを彷彿とさせる。予告で黒い雲のようなものに包まれて崩れてゆくスタジアムやトレーラーの描写はいいなーと思うけど、少し……。
この映画の至る所で"we can change"という言葉が繰り返し使われる。その度にこの映画に対する興味が失せていくのを止められなかった。感情表現がどんどん薄っぺらくなっていくのを冷静にみていたというのもあるか。要するにそういう映画なのか?とか。
で、この映画を観る人に注意だけど、特に虫嫌いな人はラスト間際の描写を見るとかなりヤバイかもしれないので、やめとけ。
全く関係ないけど、序盤、ジェニファー・コネリーが携帯電話を胸元に隠すのだが、キーラ・ナイトレイと並ぶぺったんこな胸なんだから、身体にフィットしたスーツではばれるだろとか思ってしまった。