『天使の卵』

村山由佳小説すばる新人賞を獲った『天使の卵 エンジェルス・エッグ』*1が原作。確かこれ以前に絵本を出しているハズだから、デビュー作ではないが、メジャー第一作といった所か。
読んだのは遥か昔だから、細部の記憶はあやふやなんだけど、かなり違う点がイロイロとあるんじゃないかな。つか、タイトルにもなっている天使の卵のピアスが擬卵になってる。でも、流れる空気はこんな感じで良いと思う。
で、歩太役の市原隼人がちょいビミョー。夏姫役の沢尻エリカはかなりビミョー。そんな中、春妃役の小西真奈美だけが妙にハマり役。年上だけど、ふと見せる幼い表情は村山由佳の作品に共通するヒロインの特性にピッタリなのかも知れない。つか、小西真奈美しか観る所がないとも言える。
観終わって思ったのは、小西真奈美をかれん*2に据えて24回ぐらいの連続ドラマが観たい。勝利やマスターとかの配役は全然思い浮かばないんだけど。

*1:天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

*2:村山由佳の代表作『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ、通称『おいコー』のヒロイン