『ラスト・ブラッド』*6

2000年から展開されたメディアミクス作品の大本になった『BLOOD THE LAST VAMPIRE*1のリメイクというか少女+日本刀+化け物というコンセプトのみ受け継いだ映画。まあ、元々そのコンセプトだけで繋がってるメディアミクス作品群だから、間違っては無いわな。だから、『BLOOD+』をイメージしていくとかなり肩透かしを喰らう。主演はチョン・ジヒョン、他に小雪等々。監督 はクリス・ナオン、アクション監督にコーリー・ユンと全く知らない二人。
1970年の日本。それも東京の米軍基地とその周辺を舞台にするんだが、その米軍基地からうそ臭い富士山が見えたり、浅草線なのかな?というナンチャッテ感がB級感を引き立てる。それに刀に振り回されがちな小夜の剣術とそれとは裏腹に蹴り技が面白いと思ったら殆どCG。一部ワイヤーアクションとかもある。そのナンチャッテ感が妙に面白いんだけど、世間一般的にはちょっとどうかな?
お話は超展開の嵐で説明とか説得力とか完全放棄。かなり呆れる。正直どんな層を目当てに作ったのかわからん。

*1:BLOOD THE LAST VAMPIRE [DVD]