• 各所の栗本薫の追悼文を読み漁る。ついでに自分が読まなくなってからのハヤウマさんのまとめとかも一気読み。やはり自分は腐ったトマトで、干涸びたトマトにはなれてないな。晩年の温帯を肯定的に発言する所はかなり精神的に距離を感じるし、だからといってデビューから数年の作品群を否定的には言えない。『マヨ天』から始まるJUNE文学や小説道場とかも一通り読んではいるし、それが今の801とかに及ぼす影響とか考えると、なんか素直になれない。
  • で、昨晩から一番好きな『レダ』を数年振りに読み返してるのだが、一番繰り返し読んだ本だけあってホントに覚えてる。だが、今になって書いた当時の温帯の状況とかを頭の片隅に入れて読むと、イヴやアウラレダだけでなく、ファンやラウリ、ミラまでも違う側面が見えてくる気がする。
  • 初めて読んだのはイヴより若い中学生時代。今はレダと同じ36才。温帯が書いた年齢を過ぎて、こういう状況になって再発見とは皮肉だな。
  • でも、何故か一安心という側面もある。『グイン・サーガ』がこれ以上壊れていかないという点に。続きは出ないけど、40巻までのグインが好きな私としては既に過去の人だったのかも知れない。
  • 素直に悲しいという感情が湧き上がらないトマトは少なからずいると思う。
  • 著作リストをザッとみてみると、小説だけなら7割以上読んでるなぁ……。全く手を付けて無いのは『伊集院シリーズ』ぐらいだ。腐ってるのも読んでたりするなぁ。
  • あぐら坂閉鎖したのは、何かやるのかな?グインの年表だけ出してくれればあとは何も要らないんだけどな。あぐら坂の書籍化とか誰も得をしない気がするんですが。