『バーン・アフター・リーディング』*3
コーエン兄弟*1監督脚本のコメディ映画。ジョージ・クルーニー、フランシス・マクドーマンド、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、エリザベス・マーヴェル、リチャード・ジェンキンス等々結構キャストに金掛かってるなぁという映画。予告では、ブラッド・ピットのスゲーバカっぷりが強烈だが、本編は出演者ほとんどがバカでステキ過ぎる。
iPod大好き筋肉バカ、アル中元CIA局員、多重不倫中色男、整形すれば人生が開けると思っているもてない女、アル中CIA局員の妻で多重不倫男の相手、彼らが軸になるのに、オープニングはやけに重々しくヴァージニア州ラングレーのポトマック川西岸、つまりCIAから始まる。そのちぐはぐ具合が全編を通して面白くて面白くて。
まず、ブラピ。知能指数50ぐらいな感じで脳味噌足りない雰囲気が最高。ジョン・マルコヴィッチのうらびれ方、ジョージ・クルーニーの色男っぷりと色ボケと妖しい椅子！！ティルダ・スウィントンの硬質な笑みに、フランシス・マクドーマンドのダメッっぷり。ホントにゲラゲラ笑えるわ。
脳味噌空っぽで観るには最高だ。
