『ワールド・オブ・ライズ』*5

ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、 デヴィッド・イグネイシャスの著作を元にリドリー・スコットが監督で映画化という事だが、主演にレオナルド・ディカプリオを据えた為に異様にヒーローポイント使いまくりな主人公な設定になってしまったのが惜しまれる。脇を固めるラッセル・クロウはこの映画の為に体型を変えてナカナカ。ヨルダンの情報局のトップ役のマーク・ストロングは、役も俳優も良い。何処かで見覚えあると思ったら、『リボルバー』と『スターダスト』か。
デカプリオが治安の悪い国で活躍した『ブラック・ダイアモンド』の柳の下を露骨に狙った企画が透けて見える様で、いかんとも。デカプリオを使わない企画でもう一度シナリオから練り直して欲しい。
要するに、邦画に於けるジャニーズみたいなモノというか立ち位置になるのかな?デカプリオは。いつまでヒーローなんだろう、この人は。