『1408号室』*2

スティーブン・キング短編小説「1408号室」を原作というかベースにミカエル・ハフストロームが監督で映画化。主演はジョン・キューザック。その他にはサミュエル・L・ジャクソン等。スティーブン・キング原作の映画では一番の初動だったらしいですが。
ホラー作家が突然舞い込んだ「1408号室に入るな」という手紙。それに誘われる様にニューヨークのドルフィンホテルに。支配人役のサミュエル・L・ジャクソン。そのやり取りは面白いんだけど、明らかに煽ってるようにしか思えない。で、そんなこんなで1408号室に……。という話なんだが、ホラーとスリルの境界をふらふらしてる感じでどっちつかずな出来か?突然オーディオタイマーからカーペンターズの曲が流れて、60分からカウントダウンをする所や延々と伸びる壁等々は非常に良いんだけど、飛び降りる幻やハンマーを持って襲ってくる影とか、その一瞬は驚くけど醒めてしまう描写もちらほら。なんというかもう少し精神的にザクッと斬りつける様な何かが欲しかったかもしれない。