『ラスベガスをぶっつぶせ』*4

adramine2008-05-31


数学の天才なMITの学生がカウンティングを使ってブラックジャックで大儲けしたという実話に基づく映画。最近、こういう実話ベースの映画が多い気がするんだけど、どうなん?日本だと漫画からドラマ、ライトノベルからアニメの路線と同じなのかな?と思ったりするが。
一応簡単にブラックジャックとカウンティングの説明はあるんだけど、数組のトランプセットを使う事や途中迄しか使わない事、カウンティングも一番簡単な方法だけど、何で有利になるか、知らない人置いてけぼりになるんじゃないだろうか。そういったカッチリとした理論は完全に抜いてあるから、そういうモノだと思えるならOKかな。
/* この映画のカウンティングは、カードをハイ(1、10、11、12、13)、ミドル(7、8、9)、ロー(2、3、4、5、6)に区切り、ローが出たら+1、ハイが出たら-1とカウントしてゆき、カウントが+に傾けば傾く程、ハイが出る確率が増える。ハイが出るとブラックジャックが揃いやすい→勝てる時に大勝負をすれば大儲け。これの繰り返し。
が、数組のカードで途中迄しか使わないやり方をすると、これが上手く機能しなくなる確率が絞れる後半のカードを使わないからね。だからホントはもっと複雑な方法を使ってカウンティングをする。ミドルとローを組にして数えると(ry */
こういうカジノのシーンを観るとやはり『マルドゥック・スクランブル』を思い出してしまう。あれもカウンティングを使ってたけど、それプラスαだから別物か。
見た目冴えない来年からの学費に困った学生が数学の教授に見出だされ、チームを組んでカウンティングをしてカジノで儲ける迄、MITとラスベガスの二重生活、全てを失ってやり返す所、始めに戻る。面白いと言えば面白いんだけど、勝負ではなくひたすらビジネスとしてのブラックジャックを繰り返す為か、背中が煤け無いのが少々残念。煤ける前に火が着いたりしちゃうし。
少し残念だったが、原作読んでみたいな。