『少林少女』
柴崎コウ主演のなんだろうか、少なくともカンフー映画ではない。ネタも弱いし、シナリオもどうでもいいや。
カンフー映画で一番重要なのは"動き"と"役者のキャラクタ"だ。正直シナリオなんて本気でどうでもいい。
動きは当然の事ながら「あなたには功夫が足りないわ」的な動きのカンフー映画はカンフー映画じゃない。
キャラクタは、ジャッキー・チェンの映画はジャッキー・チェン以外の人が演じた場合、別物になる。ジェット・リーの場合は真似すら出来ない。トニー・ジャーでもそうだ。シナリオが関係無い分、役者のキャラクタとかイメージに引っ張られる訳で。
この映像の何かの場合、代替不可能なのは岡村隆史だけで、後は誰でも良いじゃん。動きの一番酷い*1仲村トオルがラスボスっていう時点でナンダカナー。素早い動きが出来ないなら、早回しとかで誤魔化すとか多少の小細工ぐらいして欲しかった。階段での乱戦とかのお約束が出来る次元じゃないんだから、もっとCGに逃げれば良いのに。
某サイトの得点では2デビルマンという事だったが、そこまで酷くないけど、良い所を探し出せないぐらいにフォローのしようが無い代物には違いない。
岡村が良い訳じゃないよ。回し蹴りで脚が伸びてなかったり、突きがネコパンチ状態だったりするから。それでも未だ良く見えてしまう程、他が酷い出来。
ただのバカ映画なら、昨日観た『お姉チャンバラ』の方が数倍マシだ。
*1:なんだあの蹴りは?