『シルク』*4

マイケル・ピット主演で、キーラ・ナイトレイ役所広司中谷美紀芦名星等々。監督はフランソワ・ジラール、音楽は坂本龍一キーラ・ナイトレイが出てるから観に行ったんだけど。
19世紀のフランスで養蚕で生計を立ててる町と日本の山奥の村でおこる物語。一応、エルヴェ(マイケル・ピット)が主人公でほぼ一人語りで一人称な構図で物語は進むのだが、一応補えるけど、微妙に説明不足な感じがするな。二回目以降日本に来る理由は何だったんだろう。多分、一回目と同じ様に村の蚕に疫病が流行ったんだろうが、なんというかシックリ来ない。スエズ運河も無い時代にユーラシア大陸を横断するのに、一分足らずで最上川を上る船に乗ってるから、ますます何がなんだか。
日本の寒村の描写もナンチャッテ日本。いきなり英語を喋る役所広司の違和感と言ったら無いな。
まあ、そんな事は関係無くて、舞台が日本とフランスに別れているから、キーラ・ナイトレイもフランスパートの極一部しか出て無いし、期待の新人という触れ込みの芦名星は「えっそれだけ?」という感じ。正面に台詞も無い。
途中から「キーラ・ナイトレイはやっぱりというかホントにペッタンコだな」とか、全く物語と関係無い事ばかり考えてた。