『アポカリプト』

メル・ギブソン監督作品。マヤ文明崩壊直前の日蝕前後の様子というか。予告の出来がというかナレーションがイマイチだったけど、とりあえず。
鬱蒼と繁る密林の日常風景からスタート。バクの造型というか走り方が「えっ!?」という感じ。で、ゆったりとした日常が逆にこれから起こる事の前フリなんだろうかと思う。しかしだ、子供が出来ない夫婦への悪戯はかなり酷い。
で、マヤ帝国の襲撃から物語が動き出すのだが、私の頭の中でマヤとアステカとインカがごっちゃになっている事が判明。ティオティワカンとティカル、ククルカンとケツアルコアトルとか「アレ?どっちがどっちだったけ?」という具合に余計な事ばかりに気をとられる。でも、物語は非常に単純だから、それでも十分。
グロテスクというか残虐なシーンはあるんだけど、余り感じない。太ったガキがキモいだけだったな。麻痺しちゃっているのかな。
何も考えずにアクションと観れば良いけど、物語を追うと少々物足りないかな。映像的には、黒豹が走っている時の造型と動きにはかなり幻滅した様に動物関係が少々変な感じ。けど、刺青のデザインや黒曜石のナイフのなまめかしい光は一見の価値アリかと。
同じ系統の『300』の方が良いな。