『バベル』*2

出演は、ブラッド・ピットケイト・ブランシェット役所広司菊地凛子ら。中でも菊地凛子がアカデミー最優秀助演女優賞にノミネートされた事で日本名前が知られている様な。
ロッコ、メキシコ、東京の三つの地域で起こる一挺のライフルが繋ぐ四つの物語。という事なんだけど、メキシコの話はハッキリ言って浮いていると思うな。あと、最近の流行なのか、時間軸を弄っているのだが、それって四つの物語を同時に語る為にやってるだけで、物語に対してなんの影響も無い様な気がする。
四つの物語を個々に観ると、菊地凛子ケイト・ブランシェットしか印象に残らない。菊地凛子はディスコでの聾唖の視点(聴点?)で、取り残された感覚とその視線にドキッとした。ケイト・ブランシェットは撃たれる前の会話時の目がスゴく印象的だ。
これは小説で読んだとしたら無茶苦茶ツマらんが、映画故にここまで見えるモノになったとみるべきか。