『ハンニバル・ライジング』
個人的には『若きレクターの肖像』という邦題をつけたくなる『羊たちの沈黙』*1『ハンニバル』*2『レッド・ドラゴン』*3から続くハンニバル・レクターの物語最新作。原作*4は未読。
単品として観るのなら若きハンニバル・レクターの白い頬に飛び散る血が妙に耽美っぽくて良いのだが、シリーズとしてみると単なる復讐モノになっちゃてるし、シリアルキラーな部分や食人趣味の部分に走る切っ掛けとしては少々弱い気がする。原作もそうなのかな?その辺りは分らないが、もうちょいなんとかして欲しかったかな。
まあ、この映画は、日本の鎧兜の面当てとでもいうのかな、口に当てる防具が拘束具に似ているというワンアイデアなだけの様な気がするのだが……。