『カポーティ』*10
トールマン・カポーティが『冷血』*1を書く姿を映画化。と言っても、実は『冷血』も読んで無いし、トールマン・カポーティがどんな人かは全然知らない。唯一『ティファニーで朝食を』*2をDVDで観たぐらいか。
そういう状態で観ると、甲高い声がやたら神経に触る。似ているのかもしれないが、ナカナカ慣れなかった。
社交界での顔と貪欲な表現者としての欲望、人としての良心、寂しさ等々の詰め合わせとバランスで出来てるんだけど、どうもヌルイ。
こういう一人の人間をフューチャーした映画と言うと、『バスキア』*3『Ray/レイ』*4『アビエイター』*5があるが、『カポーティ』は『アビエイター』よりはマシだが、『バスキア』には及ばないかな。
個人的には、犯人のベリー・スミスの表情や様々な変化の方が面白い。