『SAYURI』

主演:チャン・ツィイー(さゆり)。その他、ミシェル・ヨー(豆葉)、コン・リー(初桃)、大後寿々花(さゆり子供時代)、桃井かおり(お母さん)、工藤夕貴(おカボ)、渡辺謙(会長)、役所広司(延)他多数。
物語は、不思議な瞳を持った少女を中心に、昭和一桁の時代から、戦後に至るまでの芸者達の半生。
チャン・ツィイーを始め、芸者役の女優が綺麗。コン・リーの凄み、桃井かおりのやり手ババァっぷり、ミシェル・ヨーのキレ、つか、少女時代のさゆりを演じる大後寿々花がカワエェ。
が、何か各所に違和感がある。「はなまち」と書いた提灯は、まあ、なんちゃって日本という事で良いのだが、微妙なモノの違いが蓄積しての違和感なのだろうか?
建物?町並み?着物の生地?柄?仕立て?帯?着崩し?言葉遣い?
とりあえず、これは、字幕じゃなくて吹き替えを観てみるべきなんだろうか、少々悩む。
個人的には、雪の舞う舞台でのチャン・ツィイーの眼が非常に印象的だったから、良いか。お稲荷さんの鳥居を駆け抜ける少女時代の絵も良いし。