レポ@東京ジオサイトプロジェクト

どちらかと言うと、シールドマシンや坑道なんかは、今の仕事や学生時代にイロイロ見たことがあるのでそういうものを見ると言うより、どの様にプレゼンテーションしているか?と言う点に重点を置いて見学した。
結局、多くの見学者にとっては、窓からちょいと地下大空間と言う非日常を覗いただけになったのではないか?と思う。それが、日常の延長線上にあるモノで、日常生活に欠かせないモノであると言う説明は何処に?パンフに書いただけ?
また、共同溝で地下空間の写真展、それもカムランド*1とか、明らかに説明する気ないだろ?と思うモノもチラホラ。
メインのシールドマシンに関しても「見せる努力」はわかるのだが、「理解してもらう努力」をしている様には思えなかった。泥を再利用する事により、どのような利点があるかとか、もっと声を大にして言う事があるのではないかと。その辺りも疑問に思うんだよな。何のために一般公開するのかと言う点を考えると同業者として、首を傾げる展示や解説だったように思える。
確かに予想の倍の来場者では致し方無いのだが、完成した時に地下散歩とかだけではなく、もう少しひねった企画が欲しいかな。

*1:スーパーカミオカンデを含む一連の研究施設