ラノサイ投票
2010年上半期ライトノベルサイト杯というわけでサクッと投票するよ。
新規
- 本田誠『空色パンデミック (1)』ISBN:9784047262874*1
- 紅玉いづき『ガーデン・ロスト』ISBN:9784048682886*2
- 木本雅彦『星の舞台からみてる』ISBN:9784150309985*3
- 柏葉空十郎『ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様』ISBN:9784048683814*4
- 高殿円『トッカン-特別国税徴収官-』ISBN:9784152091376*5
今期の新規で頭一つ飛び出て面白かったのは、間違いなく『空色パンデミック』。続きも面白いし、確実にオススメ枠。『ガーデン・ロスト』は四人の女子高生の切ないというか息苦しいというか痛々しいというか。『星の舞台からみてる』はいわゆる死んだ後に積み荷を燃やしてというサービスでSFちっくだけど、ラノベで。『ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様』。高校野球でラブコメで。続きも良い。『トッカン-特別国税徴収官-』は、早川のハードカバーでラノベか?と云われそうだけど、個人的にはこれはラノベ。
で、次点。
- 菱田愛日『空の彼方』ISBN:9784048682893
- 峰月皓『君に続く線路』ISBN:9784048683838
- 吉村夜『アスカ -麻雀餓狼伝-』ISBN:9784086305358
『空の彼方』は面白いんだけど、五指には入らなかった。『君に続く線路』はメディアワークス文庫なんだけど、ラノベか?と疑問に思ってしまった。『アスカ-麻雀餓狼伝-』はラノベでガチ(いかさま)麻雀で面白いんだけど、地の文章に少し……。
既存
- 山形石雄『戦う司書と世界の力 BOOK10』ISBN:9784086305273*6
- J・さいろー『絶対女王にゃー様2』ISBN:9784094511826*7
- アサウラ『ベン・トー5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円』ISBN:9784086305280*8
- 伊藤計劃『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザパトリオット』ISBN:9784043943449*9
- 林亮介『迷宮街クロニクル (4) 青空のもと道は別れ』ISBN:9784797358643*10
『戦う司書』の最終巻は入れなきゃ嘘。一巻の恋する爆弾で出てきたコリオが九巻で出てきてからの、ルルタの悲しみと、主人公でありながら一番の悪人ハミュッツの過去とかもう云うことない。『絶対女王にゃー様2』は変態枠。にゃー。『ベン・トー5』表現次第でいくらでも盛り上げれるという証拠か。『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザパトリオット』。病に冒され余命幾ばくもないスネークが命を賭して……というシチュエーションが、病床でこれを書き上げた伊藤計劃にだぶる。『迷宮街クロニクル』は、エレベーター設置と迷宮街を去る人々と残る人々。
で、次点。
- 川崎康宏『ありすとBOBO 猫とマグロと恋心』ISBN:9784797358865
- 逢空万太『這いよれ! ニャル子さん4』ISBN:9784797358018
- 賀東招二『コップクラフト2 DRAGNET MIRAGE RELOADED』ISBN:9784094512090
- 宮沢周『アンシーズ3 刀侠戦姫飛恋録』ISBN:9784086305433
『ありすとBOBO』元の『Alice』の時のボーボーの破壊力が弱くなったのが残念。『ニャル子さん』あれ?何で次点枠なんだ?ギリギリ入れなかったか。『コップクラフト』なんでロリになってしまったんだ。『アンシーズ』新人のシリーズ完結だから入れたかったけど、少々及ばなかったか。