『ウォッチメン』*5

アラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ作画のアメコミを、『300』のザック・スナイダーが監督で映画化。原作は未読。予告では『300』で魅せた映像美が溢れていて、これは観ないとおかしいという代物。
オープニングからすごい映像が。見せ方とか上手いし、さりげなく300という文字を映像に混ぜたりと、ニヤリとさせる所も忘れない。掴みはオッケー的な感じで引き込まれる。
ロールシャッハと、Dr.マンハッタンの突き抜け方が中二病的でうをーたのしいーって感じだ。感情に追随して動くロールシャッハのマスク、それ以上にいっちゃった言動に妄執。万能で神の如き能力と視点を持つが故の人間差を失いつつあるDr.マンハッタン。その回りで動く様々なヒーロー達って感じなんだが、その二人のイメージが強すぎる。
映像的には、腕が折れて骨が出たり、銃弾が脛を砕いたり、犬が(ryとかある訳なんで、グロ描写に弱い人にはオススメ出来ないが、核戦争で人類が滅亡する、そんなの大した事では無いと言い切るDr.マンハッタンいいよ。まあ、その後の処理とか、よくよく考えると、ものすごくえげつないんだが、それを完全にスルーでパラレルワールドに投げてオシマイというナゲッパな感じも素晴らしい。
いやー、イカレタ感じが好きなら良いかな。