『少年メリケンサック』

監督脚本が宮藤官九郎で、宮粼あおいを主演に、木村祐一勝地涼田口トモロヲ三宅弘城ピエール瀧峯田和伸ユースケ・サンタマリア佐藤浩市等々が脇を固める。
mixiで偶然見つけた逝っちゃったパンクのライブ映像のバンドを探すところから物語は始まるのだが、遭ってみたら50の呑んだくれのおじさん。そこからかつてのメンバーを集めるが、もう若くは無い。つか、田口トモロヲの逝っちゃってる感じが地上波に流せない代物。木村祐一が無表情から怒りを溜める感じとか、ヨレヨレの佐藤浩市、痔で座れないドラムの三宅弘城とかもうダメダメ。それ以上にキモい宮粼あおいの彼氏役の勝地涼の歌。もうキモい。それがドを過ぎて笑いが堪えられない。それらに振り回される宮粼あおいの泣き笑いがもう良い。もうとりあえず笑えて笑える。そうしか表現できない。
それにしても、宮粼あおいに対して口を開けば「(彼氏の)ちんぽデカイんか?」とか、活舌の悪い田口トモロヲが「ニューヨークマラソン」と歌っているけど本当は「××××飲ませろ」だったりとか地上波無理じゃねぇ?としか思えない。そういう内容だから拒絶反応起こす人も多いかもしれないけど、笑いたい人に。