『13日の金曜日』*1

云わずと知れたスプラッタムービーシリーズの一作目から三作目の要素を元にオリジナルシナリオという感じだろうか。単純なリメイクではない。監督は『テキサス・チェーンソー』*1のマーカス・ニスペル。
オープニングと共に一作目の内容っぽい映像が流れるが、オリジナルは1980年製作で1957年に溺れ死んだ事になってるが、今回は1980年に溺れ死んだ事になってるらしい。この辺りはオリジナルに近かったりする。けど、色々違う。
で、現在に場面は移る。色々オリジナルとは違うがエッセンスは同じ。特に布袋を被っているということは、ここが二作目という事を表現しているんだろう。一番違うのは殺す順番。こういうスプラッタ映画で真っ先に殺されるのはエッチしてるカップルから真っ先にというお約束めいた何かがあるのに、違う人から殺すし、シテる最中のカップルを同時に殺すという事もしない。殺し方にもナカナカ凝ってる。今回のジェイソンはナカナカ知恵があるみたいというのが伺える。この辺りも最近のジェイソンではなく、シリーズの頭の頃のジェイソンを思わせる。
で、更に六週間後。おおっと思わせる事と、お約束の楽しさが次々と。中でもホッケーマスクを拾うところとか、三作目を思わせる。この人は助かるだろうという人がサックッと死んだりして、スゲェびびった。
『13日の金曜日』の一作目から三作目が好きなホラー映画スプラッタ映画好きには観て欲しい一本。それらを知らない人が観ても面白いかどうかはわからんけど。

*1: