『TOKYO JOE』

戦後シカゴで活躍した TOKYO JOE こと、アメリカ移民二世のケン・エトーの一生を、マフィアに殺されそうになり頭部に三発の銃弾を受けながらも生き延び、米組織犯罪諮問委員会でマフィアの犯罪を証言していくエトーの実像を当時のFBIの担当捜査官のエレイン・スミス、実弟、実の息子等々の証言映像を軸に描いてゆく。監督は小栗謙一。だが、この企画が亀山千広奥山和由の二人によるものという点。
日本人が作ったノンフィクション映画としてここまで出来るんだと感心したが、全体としては余計な描写が目立ち100分と短い映画ながらも退屈に感じた。
帰宅後、色々検索してみたら、要するにこれは日本人主人公のマフィア映画を作るためのパイロット版的な意味合いがあるとか。それで納得。だけど、それならTVの特番でいいじゃん。