『グーグーだって猫である』

adramine2008-09-06


大島弓子原作の同名漫画『グーグーだって猫である』の映画化。未読。監督、脚本は犬童一心。 出演は小泉今日子上野樹里加瀬亮森三中小林亜星楳図かずお等々。音楽は細野晴臣
良くあるエッセイ的ぬこ漫画をベースにアイドル映画化かなぁと軽い気持ちで観に行ったら、ビックリした。
13年以上飼っていた"サバ"が死んでしまい、一年以上漫画が書けなくなってしまった漫画家小島麻子。サバの死後ナカナカ入れなかったペットショップに勇気を出して入った所で"グーグー"と出合う。ここから話が始まってゆくのだが、仕事もせずに猫と戯れ、猫の世話に明け暮れる様がしばらく流れる。それが某ニートと猫*1を思い出してしまい、どうも笑いがこぼれてしまう。

  • サバを亡くした後の喪失感がスゴくわかる。グーグーの名前を間違えて呼んでしまったり。
  • グーグーの為に猫用ドアを付けて立派な吉祥寺の猫になりな。広い世界が待ってるよと一口。野良猫派とか外猫派にとってはなんか良い。
  • 井の頭公園をベースに歩き回るグーグーの後ろをつけてカメラ片手に散歩。

そんな感じから多分完全にオリジナル要素になるのかなー、途中からの急転直下は。アレ?グーグーは?とか思わなくも無いが、面白かったから良いかな。
グーグーもサバも美猫でナカナカの演技派。可愛過ぎる。でも、小泉今日子の世界から一歩引いた感じもツボだなー。ただの猫映画と思ってた予想よりは遥かに良かった。