『シューテム・アップ』*3

予告を見る限り、ストーリーはあまり無く、ひたすら銃撃戦が繰り広げられるアホな感じかな?と思っていたのだが、予想を遥かに超えてた。
スゲェアホ過ぎてステキ過ぎる。動き自体は結構カッコいい様にも見えるし、主役のクライヴ・オーウェンはニコリとも笑わないから何か誤魔化されそうになるけど、変過ぎる。一人目を喉に人参を突き刺して殺すという時点で変。その後、山程銃撃戦で人が死ぬが、時折目に人参を突きたてられて死んだり、フルオートの銃のトリガーに人参を突き刺して連射状態にして敵陣に投げ込むとか、何で人参なんだ?何時も食ってるし?
で、メインの銃撃戦。主人公補正が高く弾に当らない主人公はまあ良いとして、ものすごく沢山のアイデアを詰め込んでいて、飽きない。中でも、ベッドシーンから繋がったまま銃撃戦とかアタマオカシくてステキ過ぎる。スカイダイビングしながらの銃撃戦はモビルスーツ戦を観ているかの様だった。
疲労度が極値になっていて、暗くなったら寝てしまうんじゃないかと心配していたが、ひたすら楽しい画面だった。主義主張とか小難しい事を捏ね回さなくて、ひたすらエンターテイメントに徹した一本。個人的には超オススメだけど、薦める相手をかなり選ぶ一本でもある。