『マンデラの名も無き看守』*4

ネルソン・マンデラが拘束されていた時に、彼に届く郵便物等々を検閲していた人と家族、そしてマンデラとの関係を描いた一本。看守じゃないけど、看守の方が通りが良いという事か。
当初、アパルトヘイト政策を正しいモノと信じていた看守ジェームズ・グレゴリーが、マンデラに会い、言葉を訊いたり、禁制品の自由憲章を手に入れたり、街で虐待される黒人をみた娘の言葉から、次第にマンデラの理想に近付いてゆく。が、周囲の白人社会からは裏切り者扱いされる。
確かに良い話だし、構成も良いんだけど、出来過ぎで何処までがホントなんだかわからん。教科書的という感じもする。その辺りのお上品さがどうもシックリこないが、良いモノなんだろうな。
もうちょい人のドロドロした所とか、武装闘争とかの真相の様なモノを目当てに行くと肩透かし食らうので注意か。