『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』*5

マイク・ニコルズ監督、トム・ハンクス主演で、ジュリア・ロバーツフィリップ・シーモア・ホフマンらが脇を固める実際にあった話をベースにした映画という事らしい。
テキサス出身の酒と女に目が無い田舎議員がソ連のアフガン侵攻を如何に食い止めたかという話。が、それだけじゃなくて、ソ連軍に対抗する為にアメリカがムジャヒディンに行なった武器提供や軍事訓練が現在の世界情勢を作り出しているんだという皮肉もたっぷり。武器提供が決った時に難民キャンプでアメリカ人が神の名のもとに戦う事を連呼し、難民は"アッラーアクバル"と叫ぶ。また、和平成立後、貴方のお陰ですと言って、対空ロケットランチャーを渡される。実際にそんな事があったかどうかは別にして、エンディング間近で人生万事塞翁が馬的な逸話を絡めて自制というか反省を促すのは、何か最近の流行なのかな。
400人入るスクリーンで三人しか居ない状態だったけど、ある意味納得かな。それほど面白い訳ではない。軍ヲタなら違う視点で楽しめたかも知れないが、生憎私は軍ヲタじゃないし。