『はじらい』*3

『ひめごと』*1のジャン=クロード・ブリソーが監督。これだけで十分エロそうなんだけど、粗筋がある映画監督が「タブーと歓びについて」というテーマで新作映画を作ろうとオーディションしカメラテストを要求する。「女性の真の歓びを探りたい。だから、カメラの前で興奮を感じて欲しい」と。エロエロ確定。当然R-18。
この監督は四人の女優から『ひめごと』の時のオーディションでのセクハラを訴えられた経緯もあり、「本作品は真実とは無関係」と言っても、「枕営業って国が変わってもあるのかなー」なんて想像力を掻き立てられる訳で。
で、観た。
オーディションに訪れる様々な女優の卵達。内容を訊き、即座に断る人も多数、中には勘違いな話を始めたり、変な踊りを始めたりとナカナカ上手く行かない。でも、中に数人"当たり"を引く。で、カメラテストや官能的なテストの数々。イロイロな事があり、三人の女性を選んだ。
エロい。が、ちょい綺麗過ぎな感じもするが、そうじゃないとアカンのだが。
粗筋と映画の視点が映画監督で固定されているからか、女性側の内面が描かれないなーと思ったら、ふとした拍子に三人の女性と監督の関係が崩壊。訳がわからん監督の戸惑いがリアルに伝わってくる。簡単に言うと「女はワカラン」と。観客は第三者視点だから、辛うじて「あっあれが伏線なのかな」と思う事も可能だが、先ず無理だな。
つか、感想というか何と言うかそういったモノが書きにくい映画だな。綺麗なのは確実だけどな。

*1:ひめごと [DVD]