『幸せのちから』

ウィル・スミス主演で子供は実の息子のジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。クリス・ガードナーの実話*1を元にした映画だそうで。
泣けるとか感動作という話を耳にしていたのだが、これっぽっちも泣けないし感動もしない。話としては可も無く不可も無く、どん底まで追い込まれながらも頑張ったら成功しましたメデタシメデタシ。アッさいですか。
ヒネた見方をすると、見習い期間に他の見習い生よりも毎日一時間、教会で寝泊まりする様になってからは三時間も短い時間しか仕事が出来ないし、取引きしようとする相手と夕食を共にする事も出来ない。それ程のマイナス要因にもかかわらずトップの成績を獲得したと。頑張ったの一言で片付ける事は流石に無理だと思うのだが。つか、他の見習い生は何をしていたんだ?運と才能があれば(略)と勘繰ってしまう訳だ。
字幕の訳も少々難あり。事ある毎に"I trust you"という台詞を五歳児に話させるのだが、字幕が「信じる」になったり「信頼する」になったり。半ば口癖の様な台詞なんだから、どちらかに統一した方がスッキリすると思うのだが。その他「アレ?」と思う所がちょいちょい目に付いた。
人によっては泣ける人もいるのかもしれないが、私には無理でした。

*1:幸せのちから』未読幸せのちから