『ただ、君を愛してる』*4

市川拓司原作『恋愛寫眞 もうひとつの物語』*1の映画化。それだけでは観に行かないけど、宮崎あおいが出ているから(ry
『今、会いにゆきます』*2の縮小再生産だ。主人公は肉体的コンプレックスを持ち、ヒロインは限られた時間を愛に生きる。二人だけの限られた美しい世界がある。ちょい流石にどうかなと思った。
カメラが重要な意味を占めるのに、一眼レフをキチンと構えれないというか、あんな持ち方では手ブレするだろとか、個展の写真がフィルムとは思えないまっ平らな発色とか、そういう所にツッコミを入れるのはヤボなのかも知れないが、かなりイラつく。
宮崎あおいが当初冴えない女の子と言う事で、ボサボサの髪に野暮ったい眼鏡をかけている訳だが、その程度では宮崎あおいの可愛さは隠せないのは誤算だったかも。まあ、クライマックスで眼鏡を外すのは、完全にお約束過ぎてちょっとなー。まあ、可愛いから良いけど。
一つ心に残ったのは細部は忘れたけど、黒木メイサの台詞で「人は一つ幸せを持っている。それで一人の人を幸せにする義務がある」的なモノがある。ちょいずっしり来た。

*1:恋愛写真―もうひとつの物語

*2:いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]