『フラガール』*3

旧:常磐ハワイアンセンター、現:スパリゾートハワイアンズの創設時の実話を元にした物語を映画化。
『スウィング・ガールズ』ぽいのかな?という気持ちで観に行ったのだが、良い意味で裏切られた。
主演の松雪泰子が演技良い。序盤、都落ちのヤサグレっぷりから、化粧や衣装、視線に至るまでグングン良くなっていく姿がその変化が綺麗。それに呼応するかの様に上達していく蒼井優の踊り。まあ、妙にバレエクサいフラダンスなのは目を瞑ろう。ラスト間近、練習室で一人踊る姿は綺麗だった。
一見師弟関係のスポ根モノの様な展開にしずちゃんがお笑い担当かと思いきや、物語の中心に入り込んできた時は「おおっ」とびっくりした。
この映画で一番驚いたのは、普段の演技では蒼井優しずちゃんの身長差があれだけありながら、踊っている姿ではあまりそれを感じなかった所だ。蒼井優が大きく見えたのか、違う人が踊っていたのか、その辺りはどうなんだろ。
主演は松雪泰子でありながら、印象的なシーンは蒼井優というなんだかねじれ現象がおきている映画だけど「そつがない」映画だから、映画館で観ても良いと思う。