『マイアミ・バイス』*1

同名のTVシリーズをTV版では総指揮だったマイケル・マンが監督で映画化。というか、焼き直しと言う感じかな。
TVシリーズの雰囲気というかエッセンスは全く同じ。が、細かい部分はかなり違う。つか、キモは音楽だな。開始直後のフィル・コリンズチャカ・カーンの歌声が流れてきて、かなり懐かしい感じがする。
中盤はモヒートが飲みたくなる映像が特に印象的。コリン・ファレルキューバのバーで多分甘めの白く濁ったモヒートにミントが茎ごと刺さっている様が、たまらなく格好良い。映画そっちのけで、「呑みたい」と思ってしまった。なんかコン・リーとのラブシーンもあったけど。
終盤からクライマックスにかけて、緊張感が出てくるのだが、結構アッサリ終わる。
ホントにTVシリーズを丁寧に映画化したけど、ちょい二時間オーバーは間延びした感じかな。TVシリーズと同様に必ずしもハッピーエンドじゃないし、その辺りのやるせなさを許容出来るのなら、観ても良いんじゃないかな。
あ、銃撃戦の音が普通の映画とは違うので、その点が気になるなら映画館で観る価値があるかもしれない。特にマシンガンや狙撃銃とかね。