『嫌われ松子の一生』

原作*1積読状態。映画公開前には読むつもりだったんだけどな……。
オープニングで、木村カエラの歌の後、いきなり『風と共に去りぬ』のパロディ、金文字で『Memory of Matsuko』。ワロタ。
物語自体は、ダメ人間の転落っぷりと翻弄され具合で、お約束。そこにミュージカル仕立て+キッチュな背景(+色彩)。単純明解。だけど、中谷美紀の体当たり演技がちょい想像を超えている。もう無茶苦茶。『電車男』のエルメスや『力道三』の奥さん等、かなり綺麗なイメージがあったのが嘘の様な体当たり演技。歌も上手いし、かなりハマり役なのかも。
他の出演者も意外な人が多いし、ちょい役で出て来る人にネタが多く仕込んである様だ。私が気が付いたのは二人。

  • 片平なぎさ、サスペンスドラマの女王の役。これは誰でも判るけど、ワロタ。
  • 蒼井そら、街角でスカウトされてAVに。まんまの役。

ミュージカルパートの豪華な面々。

キッチュな背景とかは、綺麗ではないし*2、あまりに安っぽいCGはどうかと思うが、これはこれで。でも、ヘアメイクやら衣装やら、凝ってるな。
とりあえず、面白い二時間が過ごせた。

*1:ISBN:4344009142

*2:つか、ティム・バートンの色彩が脳裏に浮かんだが、それは高望みし過ぎか。