『ジャーヘッド』*5
湾岸戦争時の海兵隊「ジャーヘッド」を描いた映画。予想より淡々と描かれていたが、思いの外音楽が素晴らしかった。
- やりたい事を迷ってるうちの海兵隊に入ってしまい、新兵イジメの様な理不尽なシゴキ。
- 闘う事への疑問が多少あり感じかな?
- 訓練が進み、同時にクェート侵攻のニュースと共に高まる緊張感。
- 砂漠に到着。じわじわ狂気が……。
- 待ち続ける。待機と訓練の繰り返し。
- 残した家族や彼女らの裏切り等で、どんどん荒んでいく部隊。
- 待ちに待った開戦。が、何処に戦線が……。
- 焼け焦げた敵陣の風景に、いろいろ壊れていく。
- 油田に火を付けられる。
- 立ち上ぼる炎と煙。降り注ぐ油。異世界の様相。
- 夜、主人公の横に座ったジェイミー・フォックスの姿は、かなり良い。炎に照らされ、煤けた中の姿は、『地獄の黙示録』のラストのカーツ大佐を彷彿とさせる。
- ようやく命令が下る。が、最終的には撃てない。
- 終戦。
- 帰国。日常に……。
で、結局、敵に対して一発の銃弾を撃たず、一人の死者も出さない意外な戦争映画になっていた。が、戦争の狂気は十分描かれている。
で、映画館の入口で、「Think War 2006」というチラシを貰った。今年上映される
- 『ジャーヘッド』
- 『フライト96』
- 『ワールド・トレード・センター』
の三つの映画を通じて、今、戦争を考えると、いう事らしい。
とりあえず、今までの戦争映画と全く同じ所と、ちょっと異質な所が混在しているんで、なんか不思議な感じだ。