『エス(es)』ASIN:B00007FVY3

映画館で観ていないから、[cinema]カテゴリじゃないし、年間20本のカウントにも入れない様に。
で、観た。
あー、囚人側と観察者側の恐怖とパニック、屈辱、恐慌、怒り、没個性、看守側の興奮と高揚、パニック、攻撃衝動とか、両方の極限状態に於ける感情が流れ込んで来る感じが観ていて、スゴく不思議な感情を引き起こす。自分の立ち位置の不確実さ不安定さが表層に上がってくるだけで、こういう感じに揺さぶられるモノかと。でも、どちらかと言うと、映画と言うより、大きめの現代美術のオブジェを観た時の、表現しづらい感情が一番近い。
と言う事は、映画とカテゴリより、現代美術に近いのかも。
でも、面白い。万人には勧めないけど。

  • ★★★☆