綿矢りさ「蹴りたい背中」ISBN:4309015700

前作で身近だけど異なる価値観社会等々を見せてくれたが、今回はちょこっと近すぎで異様な雰囲気とか高揚感とかそういったモノが無く淡々と話が進む。要するにこの若い作家に期待していることは様々な「ズレ」を書くことであり、こういった作品はあまり私としては望んでいない。
あと、5年もしたらこういう話もいいかと思うかもしれないが。