2009年上半期ライトノベルサイト杯

adramine2009-08-08

今回は新規枠と既存枠が無くなったが、出来るだけ半々にしたいかな?と思ったりもする。

並べてみたら、新規枠の新人が凄く輝いて見えるなぁ。川原礫はどちらを選ぶか迷ったが、完成度の高さで『ソードアート・オンライン』だな。邪神の擬人化でネタも秀逸な『ニャル子さん』は外せない。『花守の竜の叙事詩』は王道でなかなか読ませてくれた。『魔法少女を忘れない』は設定の秀逸さと、その一点突破でブレずに書き上げた事に。こういうワンアイデアで突き抜けてるのは本当に好きな部類に入る。
迷宮街クロニクル』は淡々とシビアな状況を積み重ねていく所に。『鉄球姫エミリー』はデビューシリーズを序盤の勢いを失うことなく駆け抜けた所に。最後の死亡フラグの山で死ななかった脇役が最後に生き残っていた点だけがケチをつけたくなるけど。『され竜』はあの短編「禁じられた数字」の続編が。ジヴとジャベイガが素晴らしい。『とらドラ!』は説明不要だろ。『"文学少女"』の続編はシリーズを汚すことなくその切なさを維持してる。『ダン・サリエル』はポリフォニカの良心だ。
で、恒例次点の作品。

紅玉いつきや『黄昏色の詠使い』が次点とか結構良作揃いな気がするなぁ、今回は。