2009年上半期ライトノベルサイト杯
今回は新規枠と既存枠が無くなったが、出来るだけ半々にしたいかな?と思ったりもする。
- 川原礫 ソードアート・オンライン1 アインクラッド 【09上期ラノベ投票/新規/9784048677608】
- 逢空万太 這いよれ! ニャル子さん 【09上期ラノベ投票/新規/9784797354140】
- 淡路帆希 花守の竜の叙情詩 【09上期ラノベ投票/新規/9784829134092】
- しなな泰之 魔法少女を忘れない 【09上期ラノベ投票/新規/9784086304917】
- 林亮介 迷宮街クロニクル (2) 散る花の残すもの 【09上期ラノベ投票/既存/9784797354096】
- 八薙玉造 鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕 【09上期ラノベ投票/既存/9784086304863】
- 浅井ラボ されど罪人は竜と踊る (6) As Long As I Fall 【09上期ラノベ投票/既存/9784094511321】
- 竹宮ゆゆこ とらドラ10! 【09上期ラノベ投票/既存/9784048675932】
- 野村美月“文学少女”見習いの、初戀。【09上期ラノベ投票/既存/9784757748293】
- あざの耕平 神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 【09上期ラノベ投票/既存/9784797354133】
並べてみたら、新規枠の新人が凄く輝いて見えるなぁ。川原礫はどちらを選ぶか迷ったが、完成度の高さで『ソードアート・オンライン』だな。邪神の擬人化でネタも秀逸な『ニャル子さん』は外せない。『花守の竜の叙事詩』は王道でなかなか読ませてくれた。『魔法少女を忘れない』は設定の秀逸さと、その一点突破でブレずに書き上げた事に。こういうワンアイデアで突き抜けてるのは本当に好きな部類に入る。
『迷宮街クロニクル』は淡々とシビアな状況を積み重ねていく所に。『鉄球姫エミリー』はデビューシリーズを序盤の勢いを失うことなく駆け抜けた所に。最後の死亡フラグの山で死ななかった脇役が最後に生き残っていた点だけがケチをつけたくなるけど。『され竜』はあの短編「禁じられた数字」の続編が。ジヴとジャベイガが素晴らしい。『とらドラ!』は説明不要だろ。『"文学少女"』の続編はシリーズを汚すことなくその切なさを維持してる。『ダン・サリエル』はポリフォニカの良心だ。
で、恒例次点の作品。
- 川原礫『アクセル・ワールド1 -黒雪姫の帰還-』ISBN:9784048675178
- 紅玉いづき『雪蟷螂』ISBN:9784048675239
- 渡航『あやかしがたり』ISBN:9784094511338
- 三上康明『恋の話を、しようか』ISBN:9784094511437
- 鷹見一幸 原案:野田昌宏『銀河乞食軍団 黎明篇1 <蒼橋>義勇軍、出撃!』ISBN:9784150309596
- 浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る (5) Hard Days & Nights』ISBN:9784094511161
- 細音啓『黄昏色の詠使い IX ソフィア、詠と絆と涙を抱いて』ISBN:9784829133811
- 黒史郎『交錯都市-クロスシティ-』ISBN:9784758040815
紅玉いつきや『黄昏色の詠使い』が次点とか結構良作揃いな気がするなぁ、今回は。