Tasting&Testing vol.2 科学で味わう日本酒 | 日本科学未来館 (Miraikan)

adramine2009-05-08

とりあえず日本科学未来館に向かう。
で、行く途中の虹に圧倒される。

到着。通用口から館内に。こんな吹抜けあったんだ。

在華坊さんと遭遇。
開場。五階のカフェに。
酒が並べられる。古酒が怪しい……何処だろう。

パネラーは酒類総合研究所の宇都宮仁、きき酒師の木村克己*1。木村克己が出てきてる時点で、あまり科学的な内容は期待できないかも?と思いつつも、酒類総合研究所の人の話が訊けるならという感じで。
しょっぱなから、官能検査の話。分析展とかで見た事ある機械*2が。研究としては未だ始まったばかりの分野だよね。
次に日本酒度の話。甘口辛口という呼称が実情にあってないというのは、多少なりとも日本酒を呑んでればわかる事だけど、その説明を。要するに日本酒の比重でしかないんだから、それで甘い辛いという表現はねぇーと言いたげな宇都宮氏と対照的な……。
で、相性チェックするらしい。

結構濃い豆腐とコハダの昆布〆、叉焼、チーズと、下のリストとの相性チェック。官能検査をする前にこの母集団が偏ってるよなぁとか思ったりもするが、エッ?それは無いだろ的な判断をする方とかも結構に。つか、辻褄があわんだろ、それ?とか。
味覚の話。

下から、生理的、幼児体験、情報、薬物的とか。酒に関しては幼児体験はないハズで薬物的ならエタノールで良いわけなので、生理的、情報が大きい。要するにラベルを有難がる方も?美術館でキャプション見てから作品観るようなモノだね。偉そうにしてる店とか、情報に呑まれてしまい、旨いと思い込む人が多いけど、それは別に悪いことではないとは思う。

日本酒と食べ物の相性の話。水溶性の旨味、要するに出汁系とあうとかあるけど、脂の旨味とバッチリ合う日本酒を知っているから、この表はオカシイよね?とか突っ込みを入れたくなるが、池尻を基準に考えちゃダメだ。

で、日本酒の旨味って生理的なモノがあるの?という事でラットで検査。

結果、面白いぐらいに違う。動物でも十分旨いということがわかる。

日本酒をあまり呑みなれてない人の味覚は動物の結果と非常に相関性が高く、呑みなれた人は相関性が無く、情報や経験でかなりバラバラになるようだ。
これで、ふと思ったことなんだが、一緒に飲み歩いていれば、経験が重なるために旨いと思う酒が重なってくるのは当然だな。

で、おしまい。


結論:華鳩の貴醸酒旨かった。