「暑い」「呑みたい」
暑い夏の日のつぶやきが、澱みきったついったーにこだまする。
バッカスに魅入られた愚か共が、今日も疲れ切った顔でのれんをくぐり抜けていく。
汚れをきった心身を包むのは酒の匂い。
乾杯のビールはこぼさぬよう、注がれた酒は残さぬように、ロックの氷が溶けないように呑むのがここでのたしなみ
もちろん、乾杯に遅れるといった、許されざる酒飲みなど存在していようはずもない。
と言うことで、呑みに行くわ。