倶楽部：今宵、銀河を杯にして井のなか＠錦糸町

某blogで開店までの軌跡を追った店で、関東の酒飲み系blog*1でかなりの好評価を受けていて、呑みたかった店。前回、フラリと行ったら、満席で入れなかったのでリベンジ。
多分、エゴサーチ(google:井のなか錦糸町等々)をしてくるだろうからこその意見を書いておく。今までもかなりこのアクセス履歴があったから。

今回は、17:00過ぎに入ったから良かったけど、50人弱入れる店で、フリーの客が10人も入れないのは、あまりにも流行過ぎ。
黒豆酢、柘榴酢、南瓜酢、無花果酢、梨酢等々の果実酢が並んでいるし、メニューに果実酢ドリンクがある。瓶も綺麗で旨そうだった。
- もしかしたら、呑まない人とか連れてきても、大人な味覚なら、大丈夫なのかも？つか、呑んでも良かったな。
  - 無花果酢は、ちょい呑んでみたかったかも……。
燗酒の銅製？の暖める機械が味わい深い。見える所に置いてあるのは、久しぶりに見たよ、あの器具。
- あれで燗酒を呑むのが良いのか？
しょっつるがカウンターに並んでいる。
カウンターやテーブルには、一切調味料が並んでいないのは、やはりポリシーを感じる。
- 俺の味を食べてくれという主張なのかね。

呑んだ酒

ヱビス生。
竹鶴無ろ過生原酒雄町(常温)
- 無ろ過生原酒にしては、少々酸味が強いかな？が、これはこれで。でも、鶴齢の生原酒の方が好み。
雪の茅舎山廃純米(常温)
- 私のストライクゾーンど真ん中。スッキリ系の香り、甘さ、キレ。
雑賀純米吟醸(冷や)
- これは、雪の茅舎が旨かったから、近い何かと言って頼んだ。で、冷や。ナカナカ。

食べたツマミ

おまかせ三点盛り
- 豚、山葵漬け、小魚の佃煮。中でも、豚は良い塩気と酸味、文字通り良い塩梅。
車麸トーストのたら子ペースト添え
- 少々塩気が強い(多分、車麸を戻す時に問題があると思うが。)が、甘めの日本酒が多いから、多分釣り合う。
  - 私は、塩辛いモノが嫌いです。

感想

御品書きを見る限り、かなり酒飲み仕様。
- でも、それなりに酒飲み以外も回避出来る感じはする。
- メニューを見る限りは、メインは豚料理だと思う。三点盛りの豚は、かなり旨かった。でも、サラダとか、旨そうだった。あれだけ酢が飾ってあるんだし。
選んだツマミの偏りはあるが、武蔵の様な出汁が良いと言う感じはしないが、関東系の醤油系の味としては、一度食べる価値はある。
- かずあきくんとか、シナ兄さんとか、呑ま部のその辺りを連れてきて意見を聞きたい気もする。
- 西の出汁文化出身の意見と、東の非出汁文化出身の意見を両方聞きたいな。

店の作り(blogで興味深く読んでいたからこその意見)。

コの字型のカウンターは、人によって好き嫌いが別れるだろう。
- コの字の上と下では、作っている場所が丸見えになるし、そこから見える山積みのタッパーは……。
  - 私個人としては、見せる事による演出もあるが、それとはちょい違う様な……。
カウンターの足下に足を置く横木を置かなかったのは、何故だろう。
- 飲み歩いている人なら、あの横木があるとないでは、落ち着く度合いが違うのは判ると思うのだが。まあ、客一人辺りの滞在時間を減らすには有効だろう。
店にかかってくる電話を放置し過ぎ。私も前回ナカナカ取って貰えなかったので直接行って断られたのだが、それを解消する為にも、電話はとろうよ、あれだけ人がいるんだから。
トイレに酒瓶を飾るな。これは神経を疑う。空瓶なのかも知れないが、これはあり得ない。
- ラベルや箱を飾るのと、瓶を飾るのでは意味が違うと思うよ。
噂の御猪口を始め、器や盛り付けは綺麗だし、洒落てる。

なんか語り口がキツいが、開店一か月半だし、多分改善の余地があるだろうからこその意見として。まあ、一度は呑む価値はあると思う店だ。後は、個人の好きに。ただ、やはり金曜の夜だからかもしれないが、ほとんど予約で埋まる現状で、気楽に飲みに行けないのは、マイナスかなー。呑んでいる二時間弱で、見た目はまだまだ空いているんだけど、予約していない方を何組も断っていたし。確かにそれがドンドン埋まっていくんだけど。多分、そのうちもっと混むかも知れない事態(取材とかね)に陥る可能性があるから、フリーで呑むのは、より一層困難になるかも知れない。
テーブル席は、6+4+4の14人なので、使い様によっては使えるのかも知れない。

*1:私のはてなrssで、一番下にある[酒]カテゴリに含まれる様な所。