2004年ライトノベル雑感。

というかレーベル毎のまとめ。本そのものの感想じゃないからこっちに書こう。

富士見ファンタジア文庫

冲方丁『カオスレギオン』に尽きる。新人のいわなぎ一葉『約束の柱、落日の女王』は一応注目。 ミステリの方の桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Rolypop or A Bullet』もナカナカ。

電撃文庫

個人的には川崎康宏だけど、成田良悟谷川流の二人が目立った。新人では、マサト真希『スカイワード』沖田雅『先輩とぼく』の二人に注目。

集英社スーパーダッシュ文庫

桜坂洋一点買いかな?新人の福田政雄『殿がくる!』にも一応注目。

角川スニーカー文庫

浅井ラボされど罪人は竜と踊る谷川流涼宮ハルヒ高瀬彼方『ディバイデッド・フロント』の三点買い。大穴で鬱展開に突入しつつある椎野美由貴『バイトでウィザード』を押さえておきたい。

徳間デュアル文庫

ガンバレ。

ソノラマ文庫

笹本祐一『ARIEL』の完結に尽きる。小川一水の『ハイウイング・ストロール』や井上剛牧野修等の小粒なモノもあるが、あまり大きなモノはない。

MF文庫J

去年一番の成長株。
神野オキナ『あそびにいくヨ!高殿円『銃姫ヤマグチノボル『ゼロの使い魔』の三本柱に加え、新人の羽田奈緒子『世界最大のこびと』と一昨年では考えられなかった伸び。今年も注目。

ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

仁木稔『グアルディア』高野史緒『ラー』かな。だけど、他のもナカナカ。ただ最低月一冊ペースは守って欲しい。

総括

自分の読んだ限りでは、電撃以外の新人に良い物が多かった様に思える。一番の活躍は谷川流になるのかな。でも、今後は、桜庭一樹と新人では田口仙年堂の今後に注目。