きほたると飛ぶ事しか出来ない虫憑きの少女に一般人の少女、新たに二人の登場人物を加え、三人の逃避行と結束を書いたと言う感じかな。まあ、今までは強い力を持つモノをメインに書いていたが、弱い虫憑きと無力な一般人を書く事で世界が広まった感じがする。その辺りは強者のインフレーションを起こしがちなライトノベルと言う媒体では評価出来るのでは
だ、展開がちょっと…。様々な危機に突入する時にそれを喰い破る必然性が感じられない。何故逃げない?と言う疑問がつきまとう。弱者に強者と同じ論理は通用しないと思うのだが…。まあ、もう一つのシリーズでは天才のインフレーションが起きている事を思えば、まだマシか