『崖の上のポニョ』

今更ジブリというか宮崎駿の映画を映画館で観るつもりは全く無かったのだが、「深き海の底より出て崖の上に潜むポ=ニョ」とかなエントリの

を読んでしまい俄然興味が湧いてきたので、昨日のレイトショーで観てきた。
確かにクトゥルー神話に当て嵌まる部分はある。でも、それ以上に観てて昔のジブリ作品が頭を過ぎる。

  • 宗介の母親の運転する軽自動車の挙動がルパンの運転するビートルやミニを想起させる。運河を無理矢理渡る時の手足の動きは何処の峠の走り屋だ。
  • ポニョはコナンでありナウシカでありシータでありトトロな訳で、宗介はクラリスでありサツキな訳で。
  • やはりアレは黄金の蜂蜜酒にしか見えなかった。
  • 水から魚、魚から水への変貌が気持ち悪く且つ気持ち良い感じ。
  • ポンボン船の巨大化でジェット推進の様なスピードはワロタ。ジブリらしい。
  • 妹達の群はある意味トラウマになりかねん気がする。が、あれだけの群だからこその気持ち悪さが勢いになるのかなー。編隊組んで飛び出す絵の勢いは良い感じ。
  • 海の上を宗介目指して一目散に駆けてくるポニョの姿は、ラナを目指して駆けてくるコナンの姿が被るんだが、表情が歓喜と無表情の中間というのがキモい。宗介に近付くにつれ次第に歓喜が勝るのだけど。

イロイロ言われてるけど、最近のジブリよりは昔のジブリというかパヤオの空気を持ってる気がするかな。