禁制の酒、アブサン正式解禁=19世紀から欧州で大流行−スイス

妙に引っかかる記事だな。
所謂、幻覚成分と疑われたモノは、α-Thujone*1で、禁止された後、その含有量が10ppm以下に抑えられたモノが出回っていた。それは、アニスシードで作る代用品。私もこれは呑んだことがある。
で、何故にそれが疑われたかというと、テトラヒドロカンナビノール*2と似た作用を起こすとされていた。構造的にテトラヒドロカンナビノールを簡略化したモノとツヨシが見られていたし、そう見えなくもない。ということは、レセプターに対する反応も似通ってくるという筋書きなのだが、その辺りが解決したのか、詳しい情報がないのが残念だ。
が、禁止された背景には、発ガン性とかいう話があったような気がする。それは、苦み成分のセスキテルペンがヤリ玉にあがったハズなのだが、それに関する情報があまり無い。
私も思い違いかな?
ま、とりあえず、見かけたら一本買って、あの歯磨き粉臭いカクテルを作ってみるか。

*1:C10H16O=152.23 CAS.NO:[546-80-5] だけど、α:β=1:2の割合で入っているのが普通だと思う。

*2:tetrahydrocannabinol